【タコ図鑑003】ミズダコ

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ミズダコ
学名:Enteroctopus dofleini (Wülker, 1910)

界 : 動物界 Animalia
門 : 軟体動物門 Cephalopoda
綱 : 頭足綱 Cephalopoda
目 : 八腕形目 Octopoda
科 : マダコ科 Octopodidae
属 : ミズダコ属 Enteroctopus
種 : ミズダコ

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■生態

東北地方以北の海に広く分布し、北太平洋を主な生息場所する世界最大のタコ
体長は3~5m、最大記録では9.1mの個体が確認されている。

ケガニやタラバガニなどの大型甲殻類、魚類や貝類、ウニなどを手当たり次第に捕食する。
また、巨大な個体であればサメまでも捕食する力を持つ。

 

 

写真だとマダコとオオダコの区別がつきにくいが、
判別のポイントとしては、マダコは表皮に張りがあり、イボ状突起が不規則に並び、
比べてミズダコは表皮がゆるく、縦ジワが目立つ。

マダコの流通が少ない北海道や東北においてはミズダコが一般的なタコであり、
ただ「タコ」というと本種を指すことが多い。

北海道、東北におけるミズダコの料理としては以下のものが代表にあげられる。

・刺身
・寿司
・たこ焼き
・おでん
・塩茹で
・たこしゃぶ
・燻製
・酢だこ

 

※酢だこ


タコをゆでて赤く着色し、酢などの調味液に漬け込んだもの。
切り口が紅白となることが縁起がよいとされ、正月料理などに用いる。
(ミズダコが使用される事が多い)

 

※酢だこさん太郎

菓道が生産する駄菓子で、一袋一枚入り、10円で販売されている。
名称に「酢だこ」と入っているが本商品にタコは使用されておらず、
スケトウダラのすり身にタレを塗った駄菓子である。
材料は全く異なるものの、味の再現度は高い。

 

photo credit: John Carleton via photopin cc

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